ある日、相続が発生した。

何はともあれ、まずは戦ってみましょうか。

ある日、相続が発生した。33


書類やメールでやり取りをしないと、後々面倒なことになるので、須々木さんとは最初からメールでやり取りをすることにしました。

で。

司法書士、須々木さんからのメールが届いていました。

じーっ、と読んでから首を傾げてみました。



意味が判らん。



とりあえず私の質問と、司法書士の解答を簡単に記述してみます。



質問:土地の売買について、共有者と交渉中ということだが、どこまで交渉が進んでいるのか。また解決のめどは立っているのか。



解答:平井汀子さんのお母さんの相続財産について協議中である。

汀子さんと中山さんが共有する不動産1/2と、中山さんの共有土地(これがつまり、私の子供が相続した共有分の土地、1/2の相手の持分のことですね)の交換を提案している。



質問:売買は急いではいないが、子供の進学の件も考えると今年中には解決したい。

現状では土地売買は可能であるという見積もりが出ているが?



個人意見:本件土地の上に汀子さんの居住する建物があり、その附属家には賃貸人もいる。

従って売却は困難と思われる。



質問:本件の土地をそちらで購入してもらっても構わないのだが?



個人意見:汀子さんに購入資金はない。





……意味が判りません。

最初の件、これ、私に関係ありませんよね?(汗)

だって取引条件にしているのは別の土地でしょう? 何で私……つまり、相続人、長女達が関係するんすか。

別に土地を広くしてくれって頼んでもいないし。



次の『個人意見』のトコには、汀子さんには相談している訳ではないけども個人的な意見であると注釈入れたものが書いてあったんですけどー……。

建物が建っててどーとかっていうのも、関係ないっすよね。それとも賃貸料請求して欲しいんでしょうか?

次の件はまあ了解しました。よーするに、汀子さんに土地を買う資金力はないってことですよね。うん、それは判りました。



でも別に汀子さんでなくても、中山さん、つまり共有者に買っていただいてもいいんです。



銀行の件が解明したら、合わせてそのことをもう一度突きつけてみようとは思いますが、正直、何でこんなにはぐらかされなければならないのかと、もの凄く釈然としないものを感じます。

なめられてるなあ、私……(笑)