ある日、相続が発生した。

何はともあれ、まずは戦ってみましょうか。

ある日、相続が発生した。34


いつまでも△ではアレですので、仮名をつけましょうか。

仮名……なかなか難しいですね……。現存する銀行さんの名前はまずいし……。



廂銀行にしましょう。決定。





えーと。

廂銀行から連絡がありました。

連絡がなかったら銀行の協会に連絡しようとしていたのですが、それはせずに済みそうです。

慌ただしく電話をしてこられた担当の方曰く、どうやら故人の口座が廂銀行の幾つかの支店に残っているらしいのです。





幾つかって、おまwwwwwwwwwwwww





……とは思いましたが、話を黙って聞いてみました。

銀行では殆ど残高がなく、取引がある一定期間以上ない口座を、睡眠口座とするそうです。

それが何口かあるらしいんですよね。

調査を頼んでおいたのは二箇所の支店だったのですが、それとはもう一つ、別の支店にも残っているらしく。

同姓同名の方がいらっしゃる可能性もありますから、とは言ってましたが、恐らく本人のでしょう。

その支店に関しては、当時の住所を証明できる資料を取り寄せるのに時間が掛かるので、今のところはいいですと言っておきました。



で、まあ、それはともかく。

電話で連絡されても口座の残高は解答出来るが、死後、取引があったかどうかは答えられないと言われました。

取引内容の確認には相続人全員の同意書が必要なのです。まあ、それはそうですよね。相続人の誰かが実は密かに引き出したってこともあるかもですし。



今回のケースでは、絶対にそれはないんですけどねwwwwwwwwwwwwwww



まあ、更にそれはともかく。

口座の残高しかお知らせしてもらえないというのは判ったが、私が調べてくれ、と申し上げたのは、解約の件についてでして、司法書士からの解約の通知がなければ、こんな風に銀行に連絡はしていないんですね。

それを言ったら、宿題にさせてくださいと。



えーと。



最初っからそれを調べてくれって言ってるんですけどね!?



……とは思いましたが、恐らく支店の方が担当者にちゃんと報告せず、ごまかし続けているのだろうと思いましたので言いませんでした。

再度連絡する、ということでしたので、それを待とうと思います。





今回の銀行とのやり取りなどを考えても、相続のことは、本当に面倒な時には面倒ごとになるのだとつくづく思いました。

多分、遺産の処分をした平井汀子さんが、相続について全く考えていなかったんでしょうね。

それか自分が相続人だと勘違いしていたか。



まあ、どっちにしろ、これだけ七面倒なことは自分の子供にはさせたくないな、と痛感しました。

出来れば彼らが成人する前に処理したいです。

はあぁぁぁ〜〜(ため息