ある日、相続が発生した。

何はともあれ、まずは戦ってみましょうか。

ある日、相続が発生した。68


そんな訳で。

Q県某区役所から手紙が届きました。

1枚目は税金の支払い用のもの。

2枚目が書類の記入見本。

3枚目が書類の清書用。



税金は払うのは問題ないというか、払わないとまずいですよね。

借金とかも全て相続になりますので。

なので、これはOKなんですけど……。



問題は見本。

これはちょっとないんじゃないかー?





所有者の欄には洋司さんと、相続人長女という具合に名前が記されています。

ちょ、待って。

これは書けません。だって印鑑まで必要なのに、私が書いたらまずいでしょう。

長女名義、しかも未成年なんですが、これはどうなんですか?

代理人としてなら記述可能ですが、相続人の代筆は出来ません。

ていうか変なところは、これだけじゃないんですよ……。



一応、記載例ですと断り書きはしてあるんですけど……。

備考欄に、現在そのバイクがどうなっているのかを書かなければならないんです。

その見本が凄い。



『当バイクは平成19年12月頃にスクラップ業者に出し、現在はありません。

またその時、ナンバープレートは保存していたが、現在見当たらず、見つかり次第すぐ返します』



待ってくれええええええええええええええええええええええええええええ!



これって公文書偽造になるじゃないかああああ!

っていうか、電話で説明したこと、なーんも聞いてなかったのかよぉぉおお!





さすがQ県クオリティ。

どうやらこっちが法律の説明をしてやらなければならないようです。

ていうか、どうなんですか、これ。そう書けって書いてくる方も変ですよね。



バイクがあったことすら知らなかった。

今現在どこにあるかは判らない。

税金の支払いはする。



って、ちゃんと説明したんですよー!?

なのにこれですから……。



判りました、要するに相続がマトモに出来ておらず、次から次に何か出てきているということを書けばいいんですね!?

しかも相続の話を手紙に書いて送った時、例のオカシイ司法書士が書いて寄越したのは、たった2通の通帳の話だけ。それ以外には全く書いてなかったんですよ!?

そのことを1から説明しろってか!!!!!!







ちょっと呆れました。役所としてどうかしてると思います。

幾らなんでもこれはないよ……(泣)