ある日、相続が発生した。

何はともあれ、まずは戦ってみましょうか。

ある日、相続が発生した。69


司法書士三星さんからメールがありました。

内容を以下に意訳します。



『J県に行く予定が立たないので会うのが難しい状況になった。

ちとせ様が不動産屋に売却を希望した土地は登記簿上では中山次郎さん、長女、次女、長男の四人が共有している。

現状は中山さんが左半分の土地にアパートを建てており、右半分に平井汀子さんの所有の古いアパートがあり、汀子さんがその一室に居住している。



今回の土地の売買の方法は以下の4通り。



1.中山さんと一緒に建物ごと第三者に土地を売却し、売却代金を中山さん、建物所有者である平井汀子さん、長女、次女、長男で分ける。



2.中山さんに土地持分を買い取ってもらう。



3.建物の所有者である平井汀子さんに土地を買い取って貰う。



4.平井汀子さんと交渉し、アパート部分の立ち退きを求めた後、売却する。

またはアパートごと土地を売却し、売却代金を中山さんと分ける。



いずれの方法をとるにせよ、中山さんと平井汀子さんの同意を必要とします。

問題は中山次郎さんと平井汀子さんは姉弟の関係であり、中山さんは市内の弁護士に、平井汀子さんは市内の司法書士に依頼し、両氏の間で遺産分割協議の争いはもう何年も続いていて、未だに解決出来る糸口を見出せていない。



中山さんもちとせ様との間で話し合いをする用意はあるが、平井汀子さんとの間の遺産分割協議の兼ね合いや、費用の負担等で、話し合いはしているがすぐに結論は出せない。



上記の通りなのでちとせ様の判断を待ちたいと思う。』 (意訳)





このメールを見た時の私の感想。



「やっぱりこの司法書士さんは真っ当なんだっ!!!!!!(感動)」



……いえね。Q県にはDQNの役人や司法書士しかいないと思ってたんでびっくりです。

で、汀子さんについてる司法書士ってのは、アレですねwwwwww

あのいかれたヤツwwwwwwwwwwwww





そして私が出した返事がこちら。



三星先生



いつもお世話になっております。

メールをありがとうございました。

こちらがJ県に暮らしているため、お手数を掛けて申し訳ありません。



土地の件については、説明が大変に長くなるため、改めて書類で内容をお送りさせて頂きたいと思うのですが、構いませんでしょうか?



その際に平井汀子さんが長女、次女、長男が相続すべき財産を横領したと思われる件についてご説明させて頂きます。

並びに特別代理人の決定の書類が正式に家裁から送られて参りましたので、その書類もコピーして同封いたします。



お手数をお掛けして恐縮ですが、この内容で宜しいでしょうか?

お返事をお待ちしております。』





こんな感じでーす。

よーするに中山さんに有利な情報を提供するよ、ということです。

立件する覚悟ももちろんございます、と。





……あー、こないだの役所の書類が来て、ほんっっと良かった(笑)

でないとバイクも横領されてたこと、わかんなかったもんね♪