ある日、相続が発生した。

何はともあれ、まずは戦ってみましょうか。

ある日、相続が発生した。74


法定代理人であり親権者であるということで、子供の口座を開設することにしました。

ただし、それには書類がいるんです。

なので、とりあえず区役所に行ってきました。



で、まあ。指定された戸籍謄本をとりまして。

そこから三人分の印鑑を作るべく、東急ハンズに行きました。

なぜわざわざ認め印を作るのか、ですか?

それぞれ違う色のものでないと、私が混乱するからです!(笑)

もちろん書体も全部違うのにしてもらいました。



待つこと一時間半。

認め印が出来たので、早速廂銀行のJ支店に向かいます。

えーと、まずはあの線に乗って、でもってあそこで降りて……



電車を降りて階段を上がった時。





ここはどこーーーーーーーーーーー!!





みたいなことが発生しました。

相変わらず迷子が得意です。

(私にはよくある出来ごとです。珍しいことではありません)



仕方ないので手近にいた警備員さんに聞きました。



「すみませーん。○銀ってどこですか?」←全く別の銀行の場所を訊いたのは近いからw



「そこの横断歩道を渡って……」



親切に教えて頂き、ありがとうございます。

でもって○銀を見上げて「おおー、これが○銀なのかー」とか、まるで観光客のように感心しながら進み、問題のビルに到着。

……あれ。廂銀行が入ってるはずなのに名前がない……。



ビルの受付の人に訊くと、そんな銀行は知らないなあ、と言われ……。

仕方ないので、別の銀行名で訊くと。



「ああ! それならこのビルの真裏ですよ!」



……なるほど。つまり廂銀行って認知度低いのね……(笑)

まあ、看板も出てないしね(笑)



そんな訳で無事に廂銀行J支店にたどり着きました。

でも銀行のはずなのに異様な雰囲気です。

どうも事務所っぽい感じ?

そんでもって、女の方が出てこられて、案内されたのが。





『応接室』





なんでやねん!(笑)

窓口がないんかい!

しかもお茶まで出されたよ! おぃぉぃぉぃ!



で、女性の方は電話があったので、話は判ってたようで。

だから出したんですよ、戸籍謄本と自分の免許証。

それで通るって話だったから。



ところが。

戸籍謄本だけでは本人たちの現住所が記載されていないため、ちょっと難しい、と。

健康保険証はないですか、と言われ、別なんですと返事して……。

しまった、こんなことならありったけの資料を持ってくれば……!!!!



ちょっと待ってください、と言って女性の方が部屋を出て行かれた後、今度は男の人を引きつれて戻っていらっしゃいました。

そこで、必要な書類についての説明を受けました。

どうやら戸籍謄本と附票が必要らしく。

なーるほどね。確かに口座開設者の現住所の確認が出来ないと無理だわな。

法律に則るとそうなるんです。



2人がかりで説明されまして、私はなるほどそうですね、とあっさり納得。

本人確認はかなり厳しくなっているようです。

詐欺とか色々あるせいでしょうねぇ……。



そんな訳でお2人にはお時間を取らせて申し訳ありません、と。

とりあえず口座開設のために記載すべき書類を先に頂き、次回には附票を揃えて参ります、と告げて去りました。



……どーでもいいけど、副支店長まで出てくるってのはどうなのかな……(笑)



んで、全速力で区役所に戻ったのですが、残念ながらとんぼ返りしても銀行の営業時間には間に合いそうにありませんでした。

とりあえず附票をとって家に戻った後。

Q県の廂銀行の件でお世話になった人から電話がありました。

すみませんごめんなさいと謝られ。

いや、謝っていただく必要はありませんよ、と私はさらっと返しました。

そう、ここはJ県。Q県ではないのです。

フツーはQ県のルールは通用しません。

こっちの支店のやり方の方が正しいのです。



電話の後、必要事項を書類に書き、捺印し、でもって面白そうなので子供の現住所が確認出来るぽい書類を幾つかファイルに入れてみました。



特別代理人選任の書類とか。

税金の支払い用の紙切れとか。

これまで取得した書類をてけとーに入れたファイルを持って、また廂銀行に行ってきます。





……今度は迷いませんように(汗)